SALARY MILESTONES

年収の節目を、分布で見る

400万円から1,000万円まで、金額が上がると分布上の位置はどう変わるのでしょうか。よく使われる節目を同じ母集団で並べます。

公開・更新:2026年9月6日編集:BornFor編集部使用データ:国税庁 2024年

4つの節目を同じ条件で比較する

比較対象は、2024年に1年を通じて勤務した民間給与所得者の男女計約5,137万人です。

年間給与上位率その金額より高い人
400万円約52.0%約2,670万人
500万円約36.7%約1,883万人
700万円約17.3%約886万人
1,000万円約6.2%約320万人

上位率と人数は、公的統計をもとにBornForが独自に算出した推定値です。

金額と順位は直線ではない

400万円から500万円へ100万円上がると、上位率は約52.0%から約36.7%へ動きます。一方、700万円から1,000万円へ300万円上がった場合は、約17.3%から約6.2%へ動きます。

給与階級ごとの人数は均等ではありません。人が多い給与帯を越えると順位は大きく動き、人が少ない給与帯では同じ100万円でも動き方が変わります。「年収が何%増えたか」と「順位が何ポイント動いたか」は別の指標です。

500万円から700万円の間には約997万人いる

500万円より高い人は約1,883万人、700万円より高い人は約886万人です。その差は約997万人です。200万円という金額差の中に、比較対象全体のおよそ19%が位置しています。

そのため、目標を考えるときは「次は1,000万円」と遠い金額だけを見るより、550万円、600万円、650万円と条件を動かして、どの給与帯で順位が大きく変わるかを見る方が現実的です。

1,000万円はゴールではなく、別の節目

1,000万円は全国・男女計で上位約6.2%ですが、生活の余裕をそのまま表す数字ではありません。税、社会保険、扶養、住宅費、勤務時間、地域の物価によって実感は変わります。

分布上の位置は「社会の中でどの辺りか」を示し、家計上の余裕は「その収入で何が残るか」を示します。両者を分けて考えることで、順位の数字を必要以上に大きく扱わずに済みます。

比較するときの順番

  1. 同じデータ年と同じ母集団に揃える。
  2. 現在の年収と、次に試したい年収を選ぶ。
  3. 上位率だけでなく、その間にいる人数を見る。
  4. 地域や男女区分を変えた場合は、別の比較として読む。
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