SALARY MILESTONES
年収の節目を、分布で見る
400万円から1,000万円まで、金額が上がると分布上の位置はどう変わるのでしょうか。よく使われる節目を同じ母集団で並べます。
4つの節目を同じ条件で比較する
比較対象は、2024年に1年を通じて勤務した民間給与所得者の男女計約5,137万人です。
| 年間給与 | 上位率 | その金額より高い人 |
|---|---|---|
| 400万円 | 約52.0% | 約2,670万人 |
| 500万円 | 約36.7% | 約1,883万人 |
| 700万円 | 約17.3% | 約886万人 |
| 1,000万円 | 約6.2% | 約320万人 |
上位率と人数は、公的統計をもとにBornForが独自に算出した推定値です。
金額と順位は直線ではない
400万円から500万円へ100万円上がると、上位率は約52.0%から約36.7%へ動きます。一方、700万円から1,000万円へ300万円上がった場合は、約17.3%から約6.2%へ動きます。
給与階級ごとの人数は均等ではありません。人が多い給与帯を越えると順位は大きく動き、人が少ない給与帯では同じ100万円でも動き方が変わります。「年収が何%増えたか」と「順位が何ポイント動いたか」は別の指標です。
500万円から700万円の間には約997万人いる
500万円より高い人は約1,883万人、700万円より高い人は約886万人です。その差は約997万人です。200万円という金額差の中に、比較対象全体のおよそ19%が位置しています。
そのため、目標を考えるときは「次は1,000万円」と遠い金額だけを見るより、550万円、600万円、650万円と条件を動かして、どの給与帯で順位が大きく変わるかを見る方が現実的です。
1,000万円はゴールではなく、別の節目
1,000万円は全国・男女計で上位約6.2%ですが、生活の余裕をそのまま表す数字ではありません。税、社会保険、扶養、住宅費、勤務時間、地域の物価によって実感は変わります。
分布上の位置は「社会の中でどの辺りか」を示し、家計上の余裕は「その収入で何が残るか」を示します。両者を分けて考えることで、順位の数字を必要以上に大きく扱わずに済みます。
比較するときの順番
- 同じデータ年と同じ母集団に揃える。
- 現在の年収と、次に試したい年収を選ぶ。
- 上位率だけでなく、その間にいる人数を見る。
- 地域や男女区分を変えた場合は、別の比較として読む。